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インタビュー

東京からご招待!地方での働き方を知るために

2018.06.21

 

 2018 年2 月に東京で行われた『20 代から地方でキャリアをつくるためのイベント』。宮崎で活躍する経営者たちが、学生や20 代の若者たちと交流をしました。それから約3 か月、そのイベントに参加してくれた20 代の男女4 名を宮崎で企業見学のために、東京からご招待。今回は、彼らの企業見学に密着しました。

【参加メンバー】石黒敦子さん(社会人)白水啓太さん(学生)山口文美可さん(学生)堀竜樹さん(学生)

人との繋がりの大切さ

 まず最初に『20 代から地方でキャリアをつくるためのイベント』で、登壇された株式会社セキュリティロード、代表取締役社長の齊藤慎介さんの会社へ伺いました。齊藤さんと久々の再会だった、学生さんたち。齊藤さんが作り出す、陽気な雰囲気の中で、座談会がスタートしました。

【株式会社セキュリティロード】1987 年創業、イベント会場や商業施設などの現場での警備サービスを提供し、人々の安全を守っています。常時400人~500 人の警備員が稼働しており、宮崎・熊本で活躍しています。

齊藤さんに、仕事へ向かう気持ちや宮崎での働き方など、赤裸々に語っていただきました。大学生活を東京で過ごしていた齊藤さん。毎日、刺激のある都会での生活を楽しんでいたそうです。大学卒業後に、東京で就職をしましたが、時間に追われる日常に対して、働いているうちに、違和感を感じていました。そんな時に宮崎に帰省。故郷の自然の豊かさや時間に追われず、ゆっくりと流れる時間の豊かさに、気づいたそうです。それから宮崎に帰郷し、数年後に家族が経営するセキュリティロードで、新たなスタートを切りました。東京での働き方との違いは、他業種の方との交流が多く、そのため、チャンスがあふれていることだそうです。また困った人を助け合う宮崎独特の文化もあります。こんなことから、宮崎で働いていて、人のあたたかみや人との繋がりを感じるようになったそうです。

齊藤さんのお話を聞いて、学生たちから質問が飛び交う中、印象に残った言葉がありました。

石黒さん「社員ひとり一人が意識を合わせて働くのは、難しいことだと思います。今、社員さんたちが、具体的にどんな目標を持っているのか気になります」

齊藤さん「400~500 人の社員が常に稼働しているので、正直、働いている社員全員が、目標や夢を描くことに難しさを感じています。社員がモチベーションを保てるような会社づくりのために、まずは私から夢や目標を言葉にして伝えています。現在は、一緒に働いている社員のモチベーションにつながるように、試行錯誤しながら社員教育をしています」

宮崎ならではの人と人との繋がりやあたたかさが、企業の社員教育や働き方に繋がっているように感じました。

セキュリティロード齊藤さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

首都圏と同じ働き方ができる

ここ数年、多くの企業が県外から宮崎市にオフィスを設けているそうです。首都圏と変わらない働き方ができる会社が増えており、様々な世代の人たちが活躍しています。そんな中、宮崎に新しい風を吹き込んでいる、誘致企業の1 つMANGO 株式会社にお伺いしました。 

【MANGO 株式会社】MANGO 株式会社は、インターネット広告事業を中心に展開するセプテーニの子会社として2009 年に宮崎に創立されました。インターネット広告の管理・運用・広告提案等のコンサルティング業務、出稿管理・広告データ集計等のオペレーション業務を行っています。

まず、採用担当の増田さんが、わかりやすくMANGO 株式会社での仕事内容や、どんな人たちが働いているのかの説明をしてくれました。

MANGO 株式会社では、東京にあるグループ会社と連携をして、業務を行っているので、宮崎にいながらも、首都圏と変わらない成長スピードで、仕事ができる環境が整っているそうです。インターネット広告は、日常的に使うスマートフォンやパソコンで、見かける身近な存在ということもあり、積極的に学生さんたちも質問をしていました。そして質問タイムの後には、実際にオフィスに入って仕事風景を見学。開放的なオフィスに、沢山の社員さんが働かれている様子に圧倒されていました。

MANGO 株式会社の増田さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

さまざまな地区を巡って出会う人たちと

初めて宮崎を訪れた学生さんがほとんど、ということで、宮崎の街中もご案内。駅から少し歩いて、商店街が見えてくる様子が、日頃東京で過ごしている、彼らには新鮮だったようで。「この辺りが宮崎の街になるんですか?」という声もありました。

 オフィス街を抜けて四季通りにむかって歩いていると、Q design lab. のオフィスを発見。ガラス越しに見えた、『地区が見えると人が見える』という言葉に、みんな興味深々。どんなことをしているのか、気になりオフィスにお邪魔しました。

【Q design lab.】宮崎市内のさまざまな地区をめぐり、地域の資源(ひと・もの・文化・風習など)を発掘。それら資源を活用した情報発信、イベント・ツアー、商品開発、リブランディングをおこなっています。

 Q design lab. の WEB サイト(地区あつめ) では、メンバーが宮崎市内の様々な地区で出会った地域の魅力を、記事などで紹介しているそうです。オフィスに伺った時には、週末に行われる小麦を使ったイベントの準備中でした。今後もイベントを行ったり、サイト内の記事にて、メンバーが取材に伺ってお話を聞いた地区での出来事など、情報を発信されるそうなので、要チェックですね。

働き方の選択肢が増える機会になった

あっという間に時間が過ぎ、企業見学を終え、少しだけ休憩。平日でも行列ができるという、蜂楽饅頭を食べながら企業見学の感想を伺いました。

石黒さん「はじめて宮崎に来たのですが、自分の故郷の愛知県に街の風景などが似ているような気がして。故郷に帰ってきた感じをすごく感じました。宮崎で出会う人たちは、とてもあたたかく優しい方が多いと思います。私は将来、ゲストハウスを作るために、東京で働いているのですが、人との繋がりだったり、温かみのある関係作りが今後の自分の為に、とても勉強になりました」

山口さん「東京では、同業者同士の繋がりが多いと社会人の方から聞いたことがありました。宮崎では、他業種の方同士が繋がって、全体的に宮崎を盛り上げたいという想いを感じました。宮崎の企業を見学できて、自分の選択肢が広がり貴重な経験ができてよかったです」

 どんな人と仕事がしたいのか、どこで生活がしたいのか…。社会人として働く前に一度、自分と向き合う機会は、大切なのかもしれません。

今回、東京から足を運んでくれた20代の4名。彼らが宮崎に来るきっかけとなった宮崎市が主催する若者向けの都市圏イベントは今年度も開催予定です。実際に企業で働く人たちの声を聞くことで、働き方の選択肢が1 つ増えるのではないでしょうか?

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