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インタビュー

僕の人生を変えたこの場所で(前編)

2018.10.26

colorvan/杉本恭佑さん

 

 自分自身の人生と向き合うきっかけは、どんな時でしょうか? 私も20 代という可能性に満ちあふている時に、自分らしさとはなんだろう? と自分自身を知るきっかけが欲しいと思うことがありました。好きなことや挑戦したいことがぼんやりしていてはっきりしていない、皆さんにも同じような経験はありませんか?

 今回お話を伺ったのは、自分らしい生き方を見つけて一歩目を踏み出すツアーを立ち上げた発起人の杉本恭佑さん。杉本さんは、colorvan(カラバン)という関東在住の20 代を中心としたチームを結成し、2018 9 22 日から24 日に『KINAIYO(きないよ)』という宮崎と首都圏のU29 の出会いとつながりをつくるツアーを開催しました。杉本さんがなぜこのツアーを企画することになったのか、彼の原動力や思いを知りたいと思い、お話を伺いに行きました。

 前編は、杉本さんが『KINAIYO(きないよ)』ツアーを企画することになったきっかけや、運営メンバーとの出会いなどをお届けします。

colorvan(カラバン)/ 杉本恭佑さん】

熊本県出身。宮崎県を愛してやまない(自称)宮崎観光大使。個人の活動として宮崎県と東京をつなぐイベントを企画しています。参加している人同士が繋がって帰ることができる場所を作りたい、またそれが僕の大好きな宮崎であったら嬉しいなという思いで今回『KINAIYO』ツアーを企画しました。『宮崎に恩返しがしたい』という思いが原動力です。

 

宮崎で出会った、たくさんの価値観

 まず気になったのは、なぜ杉本さんが宮崎を愛し、宮崎に愛され、このツアーを立ち上げることになったのか。それは20 歳の時に選択した、視野を広げてもっと世界を知るために高専から大学に編入を機に熊本県から宮崎に移り住んだことがきっかけでした。熊本を離れて過ごす初めての土地、編入ということもあり、数週間、同じ学部に友達がいないという状況で寂しい時間を過ごしていた杉本さん。そんな時、編入生の友達から「ボランティア活動に一緒に参加してみない?」と誘われました。今の杉本さんの行動力と、仲間を巻き込むエネルギーからは想像できないのですが、当時は地域活動やボランティア活動に全く興味がなかったそうです。

「僕が参加したのは、学生や宮崎を盛り上げたいと思う人たちで構成するDo まんなかという宮崎市の中心市街地を活性化させるボランティアでした。はじめはどんなボランティア活動なのか内容もわかってない状態で。友達が増えるといいなぐらいの感覚で参加しました」

 Do まんなかでの活動だけでなく、また他の活動にも声をかけてもらうことも増えていき、ボランティア活動に没頭する日々。そこで杉本さんの人生が変わるような出会いを経験しました。

「参加当初は友達が少なかった僕が、1 年後には自分で学生団体を立ち上げ人を集める立場になっていて。その時、宮崎が自分を受け入れてくれたとすごく感じたんです。そして活動をするなかで、宮崎を盛り上げようとしている人、宮崎のことが好きなカッコイイ大人たちとたくさん出会いました。いろんな人の生き方や価値観に触れ、大学生だった自分の視野が一気に広がっていくのを実感したんです。宮崎で出会った人たちと人とのつながりが、僕の人生を変えるきっかけになりました。そしていつか宮崎で、人生が変わるような経験をみんなにもしてほしいという気持ちが生まれていました」

 

同世代の仲間だからできること

 宮崎で出会った人たちを通して、宮崎を愛する気持ちが強くなった杉本さん。いつしか観光としてだけでなく、宮崎を体感しながら自分自身と向き合えるようなツアーをしたいと思うようになっていました。

「今回、企画したツアーは新しい価値観へ出会う機会や自分らしい生き方を知るためのきっかけができる『あなたを彩る旅にしよう』をコンセプトにしました。それは僕が今まで経験してきた、人生が変わるような経験を人との縁や出会いを旅を通して参加してくれる20 代に経験して欲しいと思ったからです」

 今回、開催した『KINAIYO』は、colorvan(カラバン)のメンバーが居なければ実現しなかったと笑顔で語る杉本さん。この笑顔と熱意が一緒に何かしたいと思える魅力なのだと感じます。この魅力に引き寄せられて集まることになる、colorvan メンバーと出会ったのは関東で参加した地方創生のイベント。メンバー6 名に共通するのは、『地方』での暮らしや働き方に興味があること、『人』が好きということでした。

「同世代ということもあり、意気投合するスピードも早く、会って2 回目ぐらいには自分たちで次のアクションを起こそうと、チームとして活動をはじまっていました」

 関東を中心に仕事をしているメンバーたちは、デザイナーとして地域の問題と向き合い新しい価値を創造するプロジェクトを行う人、学生時代から観光大使を務めながら都会と地方の橋渡しをする仕組みを作る人などさまざま。

「学生時代とは違い、社会人としての経験から得て自分たちの武器があるからこそ『KINAIYO』は、開催できたと思っています。みんな頼りがいのある人たちなので、僕ももっと頑張らないと!という気持ちにさせてくれます。仲間の支えがあったからこそ、理想とする旅が現実的にイメージできたんだと思います」

 

僕の人生を変えたこの場所で(後編)へ続きます。

 

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