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株式会社豊中ホット研究所のイメージ画像

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2019.09.24

製造業

株式会社豊中ホット研究所

専門性の高い現場にびっくり

 大学卒業後に入った会社では営業をしていましたが、残業が多く、結婚を考えていた時期でもあり、転職を考えていました。その頃大学時代の先輩が当社で働いており、もともと製造業に関心があったので、話を聞いてみました。先輩からは、「工業用のホースを作る会社」と聞いていたくらいでしたが、実際に訪れてみると専門的な技術を駆使したホットホースという製品群を作っており、その上ひとつひとつがオーダーメードという特殊なモノづくりをしている会社と知り、興味を持ちました。

整理整頓された工場内

職人の技で製品作り

 ホットホースとは最高500度の流体を通すことが可能なホースで、保温、加熱、温度制御などの機能を持っています。用途に応じて規格を決めていくため、その製造工程は緻密な作業の連続です。私が現在担当しているのは当社の製品群の原型となる高圧ホースで、その表面に樹脂をコーティングする作業は1年半経った今でも難しいです。機械にセットした後、均一な厚みに仕上がっているか手指の感覚で確かめるのも大事で、最近ようやく一人でできるようになったところです。

(左)ホースのコーティングの厚みを確認中、(右)使うたびに手入れをする製造ラインの部品

いつか後輩の指導にも当たりたい

 今のように仕事ができるようになるまで、入社後1年ぐらいは、マンツーマンで指導を受けました。この仕事は後輩に教えられるようになってようやく一人前といわれます。私も早く今の部署の仕事をマスターし、ほかの仕事も理解できるようになって、後輩の指導を任せられる人材になりたいです。
 日々集中力を必要とする仕事ですが、合間のオフの楽しみは、趣味の釣り。最近も釣り仲間と海に船釣りに出かけました。仕事もオフも、去年結婚したばかりの家庭も大事にしたいですね。

船釣りの釣果、ハガツオ

丁寧に作り上げる手応えを感じて

 私たちが作っている製品は、あくまでも部品です。自動車関係や食品、医療機器など、さまざまな産業界の製造過程に組み込まれるものなので、どこでどう使われているのかを見ることはまずありません。だからこそ思うことは、自分の技術が上がっていけば、将来もっと優れた製品が生まれ、産業界に貢献できるかもしれないということ。いくつもの複雑な工程を経て作られる製品を、ひとつひとつ丁寧に作り上げる手応え、それがやりがいなんだと思います。

製造1課の仲間と一緒に

 

甲斐勇佑(かいゆうすけ)
【プロフィール】
平成5年生まれ、宮崎市出身。宮崎産業経営大学卒業。
平成30年4月入社。九州工場製造1課勤務。

株式会社豊中ホット研究所
【会社概要】
業種:製造業
設立年月:昭和62年4月
所在地:宮崎市田野町乙1742-46(九州工場)
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