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2021.10.22

コラム

20do学生レポ企画 2021 Vol.2 〜「低糖質スイーツ」を研究する、管理栄養士の卵たち〜

 現役大学生がさまざまなトピックを取材し、原稿を書く「20do学生レポ企画」。第2弾は、南九州大学 健康栄養学部 管理栄養学科4年の黒木優菜(くろきゆな)さんと鈴木涼乃亜(すずきりのあ)さんが、「低糖質スイーツ」を2回にわたり取り上げます。まずは自己紹介をどうぞ!(写真は、低糖質スイーツを研究している公衆栄養学研究室の学生たち。南九州大学は、宮崎県唯一の「管理栄養士養成校」で、2人が通う管理栄養学科は卒業と同時に栄養士の資格を取得でき、在学中に管理栄養士の国家資格を受験できます)

 黒木優菜です。小学生の時に2週間ほど入院した経験から、病院食や学校給食の献立を作成している管理栄養士の仕事に興味を持ちました。趣味はYouTubeのダイエットダンスを家族で踊ること。半年ほどで約3kgの減量に成功しました(笑)。この取材を通して、私たちがいま研究している低糖質スイーツについて、皆さんに知ってもらえたらうれしいです。

「小学2年生の運動会。この後に体調を崩してしまいました」と黒木さん。今は、「学んだ知識を活かし、たくさんの人を元気にできる管理栄養士になりたいです」

 鈴木涼乃亜です。小さい頃は偏食もひどくてあまり体が丈夫な方ではありませんでした。心配した母が、嫌いな野菜や魚、肉を食べやすく工夫してくれたおかげで、今は好き嫌いもなくなり、「食」の大切さを実感しています。管理栄養士にはコミュニケーション能力も必要なので、今回の取材でいろんな人と会話できるのが楽しみ。体にやさしい低糖質スイーツに注目です!

左・右上:「自然と触れ合うことが大好き。今年の夏は、綾川に泳ぎに行きました」(鈴木さん) 右下:2人は公衆栄養学研究室で生活習慣病を予防する食生活について研究している(写真左から黒木さん、鈴木さん)

【そもそも糖質って?】
 糖質は炭水化物の一部を形成していて、人体のエネルギー源になる重要な物質。摂りすぎると太りやすくなるのは、急激に上昇した血糖値を下げるためインスリンが大量に分泌されるから。このインスリンにはエネルギーとして利用されなかった糖を中性脂肪などに変えて体に蓄える働きがあるんです。糖質は摂りすぎても不足しすぎてもだめ。適正な量を摂るようにしましょう。(黒木)
 低糖質スイーツは物足りない、パサパサしているというイメージがあるかもしれません。実際のところどうなのか、商品開発に際し私たちの研究室が関わった2つのお店にお話しを伺ってきました!(鈴木)

公衆栄養学研究室では、対象となる店の商品を実際に食べ、血中の糖の数値を測った結果を成分分析と一緒に報告している

Vol.3につづく

 

■南九州大学
https://www.nankyudai.ac.jp/index.html