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2021.10.15

コラム

20do学生レポ企画 2021 Vol.1 「Pilz labときのこの世界」

 現役大学生がさまざまなトピックを取材して原稿を書く20do学生レポ企画!第1弾の今回は、宮崎大学農学部きのこ学研究室の原明日海さんです♪ きのこ学研究室は、10月16日から宮崎県総合博物館で開催される特別展「発見!きのこランド」の関連イベントに、参加するそう。そこで、原さんに、研究室の活動や展示の見どころについて取材してもらいました。

 まずは、自己紹介から♪「森林緑地環境科学科3年の原明日海です。山口県出身で、趣味は音楽鑑賞と野球観戦です。好きなきのこ探しをするときは、すごい集中力を発揮します!」

原明日海さん

Pilz lab(ピルツラボ)とは??

 まず、私が所属しているきのこ学研究室を紹介します。農学部の森林緑地環境科学科にあり、通称Pilz lab(ピルツラボ)と呼ばれています。Pilzはドイツ語で「きのこ」、labはlaboratoryの略で「研究室」を表します。県内に自生する光るきのこの観光資源化を目標に、さまざまな角度からの研究を進めながら、SNSなどを活用してきのこの魅力発信もしています。また、研究以外にも実際に現地に赴いてきのこの採取や調査を行うことや、イベントの企画、取材対応、生産者の方々を訪問することもあります。

県内各地に出掛けてきのこを調査。右下の写真のきのこは、原さんの好きなガーネットオチバタケ

光るきのこ展示@大淀川学習館

 ピルツラボは今年、念願だった展示を実現しました。7月17日から23日の間、大淀川学習館で行った「光るきのこ展示」です。実物や写真を使って、多くの皆さんに県内に自生する光るきのこについて説明し、魅力を伝えました。ラボの一員で3年生の石﨑ほのかさんは、「子どもから大人まで分かりやすく伝えることに工夫が必要でしたが、一人でも多くの人がきのこに興味を持ち、好きになってくれるとうれしいです」と話してくれました。

「光るきのこ展示」では、青島に自生するエナシラッシタケを中心に紹介。予想以上の反響だった

ピルツラボと私のこれから

 10月24日に開催される「宮崎きのこマーケット」は、きのこの認知度向上と消費拡大を目的にした「発見!きのこランド」関連イベント。きのこ生産者や愛好家に協力してもらい、きのこやその加工品、グッズを販売します。出展の募集や打ち合わせは私たち学生が主体で進めました。「交渉は大変でしたが、生産者の思いに触れたからこそ、成功させたいという気持ちが強くなりました」と4年生の杉本拓生(ひろき)さんは語ってくれました。ピルツラボは今後もSNSや展示などを通してきのこの面白さを発信していきます。また、私個人としては、今一番興味を持っている光るきのこ・ガーネットオチバタケの光るメカニズムを解明して、きのこの謎を掘り下げたいです。

イベントの準備をするラボの皆さんと原田栄津子先生。宮崎大学からは、きのこジェラートを販売予定(事前予約制)

 

発見!きのこランド
日時:10月16日(土)~11月28日(日)
会場:宮崎県総合博物館

関連イベント「宮崎きのこマーケット」
日時:10月24日(日)10:00~16:00
会場:宮崎県総合博物館 1Fエントランスホール
協力:宮崎大学農学部きのこ学研究室

 

宮崎大学農学部きのこ学研究室「ピルツラボ」
公式HPはこちら
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