20do

まち

「本のプロ」がいる 図書館ならではの魅力♪のイメージ画像

62

2021.12.10

コラム

「本のプロ」がいる 図書館ならではの魅力♪

平日夜や土日でも
利用できる

 佐土原駅から徒歩5分ほどの場所にある「佐土原図書館」。20do世代にも使いやすいと聞き、さっそく行ってみました。案内してくれたのは司書の松井幸子さんと小川倫子さんのお二人です。館内は天井が高くて開放的。それに雑誌がずらりと並んでいます。「気軽に入ってほしいと思い、書店のレイアウトを参考にしました。学校や仕事帰りに利用できるよう、閉館は県立・市立図書館より1時間遅い20時(日・祝日は18時まで)。高台にあるので星もキレイに見えますよ」(松井さん)。

ベンチを設置した遊歩道も整備されている。図書館横の広場では星空観察会が開かれたことも

漫画やゲーム、オーディオブックも
貸し出し中!

 佐土原図書館では一般書や雑誌以外にも、漫画やボードゲーム、カードゲームの貸し出しも行っています。「TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のルールブックも好評で、高校生が借りに来ますよ。最近は、有名俳優が小説を朗読するオーディオブックも人気です」(松井さん)。県内各地の話題にちなんだ本や雑誌も展示されているので、ドライブなどお出かけの参考になるかも。借りる時は、サービスカウンターか自動貸出機で。「ここで借りた本も市立図書館やアートセンターなどで返却できます」(小川さん)。

ゲームの貸し出しは佐土原図書館ならでは。TRPGの遊び方は司書に尋ねてみて

個性的な司書の
工夫も楽しい

 「本を探しきれない時は、司書の出番。私たちそれぞれ得意なジャンルがあるので、タイトルがうろ覚えでも分かります」(松井さん)。年に1度、年間貸し出し回数0回の本を紹介する『書庫からお宝発見』や、中が分からない『本の福袋』にして貸し出すなどの企画も!「佐土原図書館を市民の皆さんに興味を持ってもらえる場所にしたいので、これからも工夫していこうと思っています」(小川さん)。最後におすすめの本を伺いました。松井さん『ガンバレ!!まけるな!!ナメクジくん(作・絵/三輪 一雄)出版社:偕成社』「若い人にぜひ読んでほしい絵本です。泣けます!」。小川さん「図書館スタッフで作った町史、『わたしたちの郷土 佐土原の歴史と文化財』です」。佐土原図書館、いいね!

館内にさりげなく飾られた切り絵も司書の手作り。佐土原図書館では国会図書館の蔵書(データ化されたもの)を見ることもできる。右下の画像は左から小川さん、松井さん

 

取材協力
■宮崎市立佐土原図書館
宮崎市佐土原町下田島20527-4
☎︎0985-30-1037
火曜日休み ※12月は蔵書点検のため12月7日から14日まで休館。ホームページのイベントカレンダーでチェック
www.lib.city.miyazaki.miyazaki.jp/sadowara/