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2018.03.28

インタビュー

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

 海が近くゆったりとした時間と人柄のあたたかさが魅力の宮崎。ここ数年、UターンやIターンで宮崎に移住する方が増えています。移住は職場の変化も伴います。そんな中、株式会社インタークロスは『地方の人事になる!』をコンセプトに、 宮崎県内の企業や転職者、学生の支援をおこなっています。今回は採用プランナーの堀井賀津志さんにお話を伺いました。

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

やりたいことの実現へ

 僕自身、2015年に東京から移住してきました。移住するうえでは自分自身がやりたい仕事をその場所でできるかということがとても大事でした。東京ではイベント関係の会社で長年人事の仕事をしていました。その経験が宮崎で活かせないかと考えたときになかなか情報がなかったんです。しかし、とある経緯でインタークロスの社長に出会い、インタークロスが宮崎で実現したいこと、社長が思っていることを聞きました。自分自身も地域を盛り上げることや、関わる人に良い影響を与えられる仕事ができればと考えていたので、社長の考えが自分のキャリアビジョンと一致するところが多く、タイミングにご縁を感じて移住を決断しました。

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

初対面の人とのコミュニケーションの取り方

 僕の仕事は初対面の人と話す機会も多いので、共通の話題を探して質問すると自然と会話が広がり、距離が近くなります。もし自分が話しているときに、相手がずっと無表情だったら心配になりますよね。だから相手にちゃんと話を聞いてますよと示すためにも大きく相槌を打って反応をするようにしています。まずは相手に興味を持つこと何よりも大事だと思います。

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

先輩からの言葉を受けて...

 新入社員の頃、先輩に「世の中って情報が溢れているけど、それをちゃんと自分の中で受け止めるか受け止めないかで引き出しが全然違うよ」と教わりました。それからは、歩いているときも看板を見たり、まちで情報を探すようになりました。お客様としっかり向き合うには、自分の引き出しにたくさん情報をいれることが必要だと思います。

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

失敗することが不安で考えすぎてしまう

 まわりに迷惑をかけることもあるので失敗はしたくないと思うけれど、日々失敗していると思います。でも、一回失敗したら、なぜその結果になったのか考えて、改善点を導き出して次につなげれば失敗することも財産になると思います。とくに新入社員は失敗してもいい権利というか、まずは失敗を恐れて何もしないより、社会に出てからはまずは自分で主体的にやってみること。そこで成功すること、失敗すること二つあると思いますが、その経験が自分の成長や可能性が広げることにつながります。

「違う視点から見ようとするからこそ、見えてくるものがある」

取材後記

 堀井さんは、とても気さくな方で終始笑顔が耐えないインタビューでとても楽しかったです。今回のインタビューを通して、高校生である私達と企業で働く人の視点での地元宮崎は違っていて、宮崎の良いところや問題点を新しく知ることが出来ました。私は、宮崎は東京よりも発展してはいないので、なぜ、こちらに来たのか疑問に思っていました。しかし、話を聞いていて自分の夢を実現させるために場所なんて関係ないんだなと思いました。また、私たちのこれからのことについても話をしていただいて、自分の将来が楽しみになりました。とても貴重な経験ができました。今後堀井さんの言う“宮崎だからこその良さ”に出会えると思うと楽しみです。

(文 宮崎商業高校 経営情報科 岩本 彩音、川﨑 早也香、黒木 あみ、河野 智尋)