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2020.07.20

イベント情報

あなたが安心して 過ごせる場所

好きな人を好き!と言えるまちに

 LGBTとは性的少数者を表す総称の一つとして使われている言葉です。L=レズビアン(女性同性愛者)、G=ゲイ(男性同性愛者)、B=バイセクシュアル(両性愛者)、T=トランスジェンダー(生まれたときに、決められた性別とは異なる性を生きたい・生きる人)を意味します。宮崎市のLGBT交流会「レインボービュー宮崎」代表・山田健二さんは、性的少数者について「友だちにいる」「私は周りにカミングアウトしてる」など、若者からオープンな声を聞いて、20年前の自分の状況との違いに驚くことがあると言います。「宮崎市が、全ての人に優しく、声の届きやすいまちづくりを目指している中で、パートナーシップ宣誓制度は、学生が声を上げたことで市が動いた。それは他のまちと成り立ちが違う、実はすごい事なんです。もしかすると日本で一番、好きな人を好き!と言えるまちかもしれないですね」。

山田健二さん。LGBTに関する行政と市民との橋渡しなどにも尽力。宮崎市では現在11組のパートナーシップ宣誓書を発行しています

「自分」を隠さずに過ごせる

 山田さんは、性的少数者が安心して集える居場所を作ろうと、4年前からさまざまな交流会や講座などを開いています。昨年5月からは24歳以下を対象とした交流会「にじいろのひなた。」がスタートしました。「奇数月の第3土曜日に開催していて、毎回10人ほどが集まり、思い思いに過ごしています。進学や就職で県外に行く子が多いので、今年度はメンバーが変わるでしょうね。昨年は、家族や友だちに自分のセクシュアリティを隠していないと明るく話す子もいれば、そうではない子もいました。皆、それぞれ。ここは安心して皆と過ごせる場所なので、気軽に来てほしいです」。

まずは、足を運んでみませんか?

 性的少数者に対する社会の変化により当事者が前向きに生きやすくなった反面、当事者自身の問題も山田さんは見てきました。「例えば、性同一性障がいと診断され治療を行っていく中では、メンタル面のサポートも欠かせません。大人でも治療で起こる体の変化を後悔することがありますが、体を戻すことは難しいのです。若い皆さんには自分がどうありたいのか、自分自身と向き合うことの大切さを知ってほしいです。好きになる相手の性や、自分自身の性別への感じ方が他の人と違うなど、悩みがあってもなくても、『にじいろのひなた。』に来て、皆でおしゃべりしてくれたらうれしいです」。

事前に聞きたいことがある人はTwitterなどのDMやメールで気軽に連絡してください。「にじいろのひなた。」開催日時 奇数月の第3土曜日 14:00〜15:30、場所 フィオーレKOGA看護専門学校(宮崎駅東2-2-10)
 

取材協力
■レインボービュー宮崎
☎090-6650-9490(山田)
Rvm2016-happy@yahoo.co.jp
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Twitter @r_v_m_2016( LGBT交流会「レインボービュー宮崎」)