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まちなか、シネコンのイメージ画像

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2020.11.18

コラム

まちなか、シネコン

皆がわくわくできる劇場に

 11月20日(金)、「アミュプラザみやざき」内にオープンする中心市街地初のシネコン「ワンダーアティックシネマ」。支配人代理の川野卓さんに開業を目前に控えた館内を案内してもらいました。ネーミングには、「アティック(屋根裏部屋)を探検するような、わくわくできる劇場にしたいというスタッフの思いが詰まっています」とのこと。でも川野さん!屋根裏を探検気分で、ってここの天井、まだ工事中では?!「これが特色なんです。各7シアターへ通じる通路の天井は、配管がむき出し。足元もコンクリート打ちっぱなしで、工事の時の指示が書かれたままです。ポスターが壁に並ぶと、ミュージカル映画に登場するダウンタウンのような雰囲気になりますよ」。

都会の路地をイメージしてデザインされたという通路(10月26日撮影)

宮崎初の映像体験

 映画館でしか体験できない映像にも注目です。7つのシアター全てに宮崎初の4Kレーザープロジェクターを採用、鮮やかな色彩や深い質感のある「黒」の美しさが際立つそう。中でも川野さんのいち押しは、5番シアター。「4Kレーザープロジェクターを2台使用していて、さらに深みのある映像をこのシアターだけの広角スクリーンで楽しめます。私も5番シアターで『ゴジラ』など特撮やSF系の作品を観てみたいです!」。そしてもう一つ、映画館ならではの音響も注目ポイント。スクリーンの内側と左右の壁、3方向からあふれ出す音響は、作品の世界を全身で体感できる迫力だとか。さらに客席には快適に鑑賞するため、「イスは全て両肘かけタイプなので、隣のお客さまを気にせずにゆったり座れます」。

5番シアターのスクリーンは、宮崎初の両端に暗幕のない「太鼓張り」。広い視野で作品を楽しめる(完成予想図のため実際と異なる場合があります)

映画の後は、まちブラ!

 川野さんお勧めのシネコンの楽しみ方は?「仕事帰りに立ち寄るという使い方はもちろんですが、最終の上映終了時間を23時に設定しているので映画を観た後、そのまま飲みに行くなど、まちなかのデートコースにもいいですね。自転車や電車で気軽に来られる便利な立地ですし、学生の方もぜひ映画とショッピングを楽しんでほしいです」。また、ロビーから見るまちの景色も川野さんのお気に入りだそう。「壁が一面ガラス張りなので、映画を観終ってロビーに出た時、別世界に来た気分になるかもしれません。皆さんがそれぞれに『まちなかシネコン』を堪能してくれるとうれしいです」。宮崎市の新ランドマーク、いよいよデビューです!

待ち時間もゆったりと過ごせそうな広いロビー。チケットはネット購入が便利(10月26日撮影)

●5番シアターオープニング作品は『STAND BY MEドラえもん2』。ドラえもんのCGアニメ作品を宮崎初の映像でお楽しみください。その他、アート系作品も続々上映予定。HPをチェック!

 

取材協力
■ワンダーアティックシネマ
宮崎市老松2-2-22 アミュプラザみやざき うみ館5F
☎︎0985-78-4337
http://www.ecc-7.jp