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印刷会社が持つ独自の力で、ディープな宮崎を届けたい

WORK

株式会社 宮崎南印刷営業部 田部 祐徳さん

宮崎空港から車で5分。宮崎市田吉にある「株式会社宮崎南印刷」は、創業56年を迎える、宮崎のリーディングカンパニーです。 印刷のみならず、コンテンツ企画や制作の部署を持ち、その編集力やデザイン力をいかし、ITを活用した幅広いソリューションの提供も行っています。 今回は、入社6年目の田部 祐徳さんに話を伺いました。 公私ともに、なんだか楽しそうなことを手掛けているとか…!

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Q1.自己紹介をお願いいたします!

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田部 祐徳(たべ よしのり)宮崎市出身、1992年生まれの30歳です。 高校は宮崎東高等学校の通信制に通い、卒業後は、CGデザインやDTPデザイン(※)を学ぶために宮崎マルチメディア専門学校へ。 ※DTPデザイン=Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング)の略。パソコン上で作成する印刷物のデザインを言う。 その後、宮崎南印刷に入社しました。入社6年目です。
CGやDTP! 元々クリエイティブな世界に興味があったんですか?
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10代のころから映画がものすごく好きでした。あとはHIPHOP。 アルバムのアートワークや、ミュージックビデオを通してグラフィックデザインのカルチャーに結構浸かってたんですよね。
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自分もそういう「表現の場」に携わりたいって、自然に考えていたんです。 CGやDTPデザインを学ぶことで、そこに繋がると思っていました。 表現しながら課題解決を図る、そんなアートとデザインを兼ね備えたクリエイティブを創りたい。アートやデザインの魅力を伝えていきたいと考えたんです。
確かに、宮崎はまだまだアートやデザイン分野の伸びしろがありますよね!

Q2.今は、どういったお仕事をされているんですか?

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入社時から営業部に所属し、民間のお客様の印刷物に関する営業をしていました。 3年目から、デジタルコンテンツを担当。 今は、自治体の移住定住プロモーションのディレクションを担当しています。 主に、webサイトやSNSの運用支援をしていますよ!
そうなんですね。 印刷もデジタルも手掛けていらっしゃるんですね!
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そうですね。 どちらも手掛けたからこそ、印刷物とデジタルの「強み」に気付きました。 例えば印刷物。 紙の大きさが限られているので、届ける情報量は制限されます。 限られた中で読者に伝わるように、企画を吟味し、おもしろいコンテンツを提供する必要があるんです。 『編集力』や『正確性』、そして紙面の『構成力』。 文字の誤りなどがないよう、高い『校正力』も必要とされるんですよね。 一方で、webは書こうと思えばいくらでも情報を詰め込むことができる。 柔軟で多様、気軽な情報発信が可能です。
紙は1回刷り上がったら、修正作業は大変ですもんね! 確かに、より一層多様で高い技術が必要とされる面がありますね。
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そうですね。 当社は、印刷から発したコンテンツ制作をするので、コンテンツ開発力や情報発信力は抜群なんです。 時代の流れの中で、デジタル化の波は避けられない状態。印刷事業の売上にも、影響がでています。 当社独自のノウハウを活かし、デジタルを活用した事業展開ができれば、事業の魅力が包括して伝わるのではないかと考えました。 そこで、自社webメディア「Re:Ink miyazaki(リンクミヤザキ)を立ち上げたんです。

Q3.これはどういったメディアなんですか?

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『宮崎をひとつにつなぐ、ワクワクが集まる場所』をキーワードに、ニッチでディープな宮崎の魅力を発信するメディアです。 印刷か、デジタルか。 じゃなくて、印刷もデジタルもそれぞれの力を掛け算したい。 宮崎のおもしろい人達にフォーカスして発信することで、その方たちの後押しができる。 結果的に、宮崎の地域貢献に繋がると考えています。
映画監督やピアニスト、書道家など 確かにユニークな方たちのインタビューが掲載されていますね!

Q4.なぜニッチでディープにこだわったのですか?

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インターネットがまだなかった頃って、情報収集したいときには自分の足で出向いて、話を聞いたりしましたよね。紙媒体で調べるときも、本を開き、1枚1枚めくって情報を集めた。 そういった感覚的なところが、今は失われているんです。 InstagramのReels(リール)やYouTubeなどのおすすめを見たら、勝手に好みに合った情報だけが入ってくる。でもそれって、同時に興味の幅を広げる機会が、失われているのではないかなって思って。
そうですね。 便利だけど、幅は勝手に狭まってるのかも。
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そこで、まだ知られていないであろうニッチでディープな宮崎の魅力を伝えることで、興味を広げる場所を作りたかったんですよね。 特に、デジタル・ネイティブな世代には届けたい情報です。
制作メンバーは、宮崎南印刷以外のスタッフさんもいらっしゃるんですね!
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そうですね。 間口を広げたかったんです。 見てくださっている方に、自分もできるかも!って思ってほしくて。 実際に、もし一緒にやりたいっていう声があったら、やって欲しいです
じゃあ、この記事を読んでくれた学生さんとかも?
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ぜひ!若者たちのチャレンジを広げるような機会になってほしいし、それが当社にとっても意味があると思っていますよ。

Q5.田部さんが、宮崎市をフィールドに選ぶ理由って何ですか?

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声をあげれば、やりたいことができる。 そして、会いたい人に会える。 そんな土壌があることでしょうか。 30歳の私が、仕事でやりたいことをやって、 プライベートでは、映画や冊子制作など、創作活動ができています。
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インターネットがあるので、ノウハウはYouTubeを見ちゃえばいくらでもでてきますし、情報に困ることはありません。 一方で、街のカフェに行けばすぐに、宮崎のクリエイターに会えちゃう。私自身、映画監督の方と仲良くなって、撮影を手伝ううちに自分でも制作するようになったくらいです。 都会と比べたら、物質的に足りない部分はあるかもしれないけど、クリエーターからすると、いくらでも作れる余白がいっぱいあるってこと。 逆にメリットなんですよね。

Q6.最後に宮崎の若者へ、メッセージをお願いします!

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今でも好きなことはやれていますが、やっぱり好きなことに割り振れるエネルギーには限界を感じるときもあります。 ぜひエネルギー溢れる若いうちに、好きな人達と集まって、やりたいことをやってほしいですね!

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