なんとなくで将来を決めたくないきみへ
CAREER
キャリア教育企画みやざきジョブシャドウイング 実行委員会
宮崎県内の高校生を対象に、働く大人に密着する「ジョブシャドウイング」。半日から1日、企業や団体などで働く社会人に「影」のように寄り添い、働く姿や職場の雰囲気を観察するキャリア教育プログラムです。 働くことの意義やその人の人となりを知ることで、将来の夢や進路を考えるきっかけになります。宮崎の高校生が「自分の将来について主体的に考え、動き出す」そんな一歩を後押しすることで、一人ひとりの高校生がワクワクした未来を描ける社会の実現を目指しています。実際の様子を取材しました。
「なんとなく」決める、から「自らの意思」で決めるへ
「就職はとりあえず県外の大学へ行って考えればいい。その方が、なんとなく将来も安泰な気がする」「宮崎には企業も少ないし、出来ることも限られる。なんとなく都会に就職すれば間違いない気がする…」宮崎県内の高校生が進路を選択するとき、このように「なんとなく」進路を決めてしまうことも多いのではないでしょうか。
これから社会へ羽ばたいていく高校生たちがなんとなくではなく、自らの意思で未来を選択できるきっかけを作りたい。宮崎にも自分が活躍できる企業があることを知ってもらいたい。そんな想いのもと2014年にスタートしたのが「みやざきジョブシャドウイング」の活動です。
立ち上げたのは、宮崎県庁職員。宮崎県の成長のために大事なのはキャリア教育だと考えていたとき、海外で行われていた「ジョブシャドウイング」というスタイルを知りました。
ジョブシャドウイングは、実際の実務を体験するインターンシップとは異なり、働く人にフォーカスすることで想いや姿勢を体感できるもの。より生徒たちが意義のある時間を過ごせ、未来の後押しができるのではないかと考えました。
丁寧なマインドセットを行い、社会人のもとへ
まず事前に、参加する高校生と運営メンバーでマインドセットを行います。受け入れ先企業や対象者について学ぶことはもちろん、参加目的・どんな姿勢で取り組みたいのか・対象者に聞きたいことなどをまとめていきます。
マインドセットを1日かけて丁寧に行い、いよいよジョブシャドウイング当日。運営メンバーが作った名刺を使い、挨拶からスタートします。
実際の働く様子を観察し、時に質問を投げかけながら、働くことの意味を学んでいました。
参加生徒の声「宮崎にも素晴らしい企業がある!将来が明確になった」
今回プログラムに参加した、宮崎県内の高校に通う飯干さん。将来の夢は、県内で「経営コンサルタント」として働くことだと言います。未来のクライアントとなりうる宮崎で働く熱い想いを持った人を間近で見て、熱を感じることで、将来の夢に対するモチベーションも増すのではないかと考え、参加を決めました。
宮崎市のIT企業の女性社員に1日同行。該当企業は、当メディアのライティングも手掛けており、株式会社VALON 樋口代表の取材にも同席しました。自ら質問するなど、積極的に取り組みました。
飯干さん「今回取材に同行して感じたのは、宮崎には私の知らない素晴らしい企業があったんだ!という驚きでした。LP制作を専門にし、制作だけでなく成果を求める。社員の皆さんは、働きながら新たなスキルを身につけ、成長できる企業。整った環境とユニークな取り組みのある、働きやすい企業でした。
宮崎の高校生は、宮崎には働く場所がない、都会に行きたいと言います。それは仕事に対してやりがいを求める若者にとって、宮崎の企業に対するイメージがあまり良くないためではないかと考えています。そんな人たちに、株式会社VALONのような企業を知って欲しい、そして宮崎で働くことの良さややりがいを感じて欲しい、そう強く思いました。
ジョブシャドウイングで実際に熱量を持って宮崎で働く大人に触れ、自分が今後どうなりたいか明確になりました!」
初めは緊張した面持ちだった飯干さん。ジョブシャドウイングを終えるころには、やる気に満ち溢れ、キラキラとした瞳になっていました。数多くのヒントを得たようです。
なんとなくで将来を決めたくないきみへ。
次回のジョブシャドウイングに参加し、自らの想いで一歩動き出してみませんか?
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