令和5年 宮崎市はたちの集い(旧成人式)檍中学校区
COLORS
檍中学校区はたちの皆さん
2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられ、宮崎市では初の成人の日を迎えました。成人を祝う式典として親しまれてきた「成人式」は、今年から「はたちの集い」に名称を変更。 檍中学校区では、変更後初となる「はたちの集い」が2023年1月8日(日)に実施されました。会場の宮崎市立檍中学校体育館には、今年度はたちを迎える158名が参加。笑顔輝く皆さんの様子を取材しました。
「ふるさと あおき」を胸に羽ばたいて
会場には、色とりどりの振袖や新しいスーツ姿のはたちの皆さんが続々と集合。久しぶりの同級生との再会に、皆嬉しそうな表情に包まれていました。
式典では、清山宮崎市長からのビデオメッセージをはじめ、檍地区青少年育成協議会会長の小林 睦代(こばやし むつよ)さんから祝辞が述べられました。小林さんは、思わずこぼれそうになる嬉し涙を堪えながら、はたちの皆さんに力強いエールを送りました。
実行委員会委員長の石川伸一(いしかわ しんいち)さんは「常に夢や希望、志を持ち続けてください。自分だけで乗り越えられない時は、1人で悩まず家族や友人に相談してほしい。そして、家族や友人を想い、檍への関心や関わりを持ちながら活躍してください」とふるさとへの思いと、励ましの言葉が送られました。
また、はたち代表の誓いの言葉は、岡本 一平(おかもと いっぺい)さんと櫛間 彩里(くしま あやり)さんの2名が読み上げました。
岡本さんは「愛情を注いでくれた家族や親身になって指導してくださった先生方、互いに切磋琢磨し合った友人たちなど、多くの方のおかげでこの日を迎えることができました。
中学校を卒業して早5年。新型コロナウイルスによる行動制限を受ける中でも、さまざまな立場や分野で活躍している仲間たちがいます。未来が不安定な今だからこそ、私たちの行動が未来を変化させる一因になることを意識しながら日々努力していきたいと思います。」と将来への力強い言葉を述べていました。
自分たちの思い出が詰まった「はたちの集い」に
式典の後は、アトラクションの部です。檍中学校区のはたちの集いを、より自分たちらしいものにするため、サブ実行委員のメンバーが準備をしてきました。まずは、小中学校の懐かしい思い出の写真をまとめたスライドショー。懐かしい写真が流れ始めると会場からは歓声が上がります。
そして、会場に駆けつけてくださった恩師の先生方からは、それぞれお祝いの言葉をいただきました。先生方もはたちの皆さんに会えるのをとても楽しみにしていたようです。
中学卒業時と比べ、立派に成長した新成人の皆さんの姿を見ながら、嬉しそうな表情を浮かべる先生方。会場のはたちの皆さんからは「懐かしい!先生変わらんね!」といった声があがっていました。
このアトラクションは、7名のサブ実行委員が数ヶ月かけて準備を進めてきたもの。2022年11月4日に実施された企画会議には、そのうち3名が参加しました。昨年度の反省や今年度の指針などを確認しながら、アトラクションの詳細についてディスカッションしました。
サブ実行委員長の矢田部 颯介(やたべ そうすけ)さんは「中学時代の部活の先輩からの勧めで、サブ実行委員になりました。今年は “はたちの集い” として、旧成人式と同様に実施していただけるということで、一生懸命頑張っていきたいです」と意気込みを話してくださいました。
その後も、当日に向けて準備を重ねたサブ実行委員の皆さん。無事に本番を迎えることができ、アトラクションを楽しむ同級生の姿に「無事に開催できてよかった」と笑顔を見せてくれました。
夢と希望を両手に抱えた節目の日。さらに輝く未来へ
はたち代表のことばを述べた櫛間彩里さんは「久しぶりに友達に会えて嬉しかった。はたちという節目を迎え、自分も大人にならないといけないなと感じています。今まで支えてもらった分、支える立場になるので、当たり前のことが当たり前にできるメリハリのついた大人になりたいです。」と気持ちを語ってくれました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響をはじめ、成人年齢が18歳に引き下げられるなど、大きな時代の変化の中ではたちを迎えた皆さん。そんな変化に負けず、皆将来への決意や夢をしっかりと自分の言葉で語ってくれました。
これから先の人生、時に大きな壁にぶつかることもあるかもしれません。固定概念にしばられず、自分を信じて前へ進んでいってください!皆さんの今後の活躍を心から楽しみにしています。