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お米プロジェクト in 宮崎(田植え編)

CULTURE

元ラグビー日本代表キャプテン 株式会社HiRAKU CEO廣瀬 俊朗さん

宮崎市では、4月22日(土)・23日(日)にG7宮崎農業大臣会合の開催が予定されており、「食」や「農業」に対する注目度が一層高まっています。そのような中、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんが、宮崎市で田植え・稲刈りを行い、その収穫米を活用したプロジェクトを昨年から始めています。 2年目となる今年は、廣瀬さんが代表を務める株式会社HiRAKUの社員やご家族、同社と「共にひらく場づくり」を行うオンラインコミュニティ参加者など全国から約30人が集まり、3月25日(土)に田植えが行われました。 そこで、田植えを終えた廣瀬さんに、このプロジェクトや宮崎との関わりなどについてお話を伺いました。

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■宮崎のお米の素晴らしさをもっと多くの人に届けたい

―宮崎市で田植えや稲刈りを行うようになったきっかけを教えてください。

「僕の友人である銅冶勇人(認定NPO法人CLOUDY代表理事)という男が、宮崎で田植え・稲刈り等のプロジェクトを始めるということを知り、僕も一緒に混ぜてほしいとお願いし、参加させてもらったことがきっかけです。そして、宮崎市農業委員を務めるベテラン農家の小倉俊博さんにお会いすることができ、僕らは田植えや稲刈りのタイミングで携わらせていただきました。普段は、小倉さんに田んぼの管理などをお願いしております。

収穫した米は、東京や様々なところで販売などを行ったりしていますが、いろんな人に喜んでもらう機会を作ることができたことを大変嬉しく思っています。」

 

―廣瀬さんは、宮崎に以前から関わりがあるとお聞きしています。

「現役選手時代、ラグビー日本代表合宿で宮崎にはお世話になっていましたので、宮崎で何かプロジェクトができないかなぁと以前から考えておりました。そして、縁あってこのようなプロジェクトを始めることができ、めちゃくちゃ嬉しく思っています。」

 

―今後、このプロジェクトをどのように展開される予定ですか?

「昨年、僕たちHiRAKUの田んぼは1反だったんですが、今年は2反に増やしました。今年2月に、鎌倉市でカフェ(CAFE STAND BLOSSOM ~KAMAKURA~)をオープンしましたが、例えばそのカフェでオリジナル甘酒を作って提供させてもらったり、先日はジャパンラグビーリーグワンの試合会場でキッチンカーを出し、ここのお米を使わせてもらいましたように、宮崎のお米の素晴らしさを、もっともっと多くの人に届けることができたなぁと考えています。

また、(超早場米として)7月末には稲刈りができますので、早めに新米を皆様にお届けできるのは素敵だなと思っています。」

「CAFE STAND BLOSSOM ~KAMAKURA~」(神奈川県鎌倉市長谷2-13-37)


 

―今日の田植えは、昨年に引き続き2回目でしたが、どうでしたか?

「やっぱり、最高ですねー‼(笑)。僕は、もくもくとやることは好きだし、子どもたちやオンラインコミュニティのメンバー、CLOUDYの(銅冶)勇人やそのメンバーなど、皆で一緒のことをワイワイとやるのはとても楽しいなと感じました。

さらに、お米ができるスタートなので、ここに来てからめちゃくちゃワクワクしています。」

 

―こんなにいろんな方が宮崎に来てくれるのは、地元市民として大変嬉しいです。ぜひ、今後もこのプロジェクトを続けてほしいです。

「もちろんです‼僕らは毎年やらせていただきたいと思っています。今回は2年目でしたが、仲間が増えて昨年とは違った楽しみがありました。最高です‼(笑)」

子どもも大人も泥だらけになりながら大喜び

 

■宮崎の魅力は何といっても“人”

―話は変わりますが、今年はラグビーW杯が9月にフランスで開催されます。先日は、野球のWBCで日本中が大熱狂しましたが、そのWBC合宿は宮崎市で行われました。ラグビー日本代表も2015年や2019年のW杯前に宮崎で合宿を実施し、好結果を残すなど、宮崎市は縁起の良いキャンプ地となっています。

「宮崎で合宿すれば間違いないです‼」

 

―廣瀬さんが最初に宮崎と関わったのは、先程のお話しに出たラグビー日本代表での合宿だったと思いますが、当時の宮崎に対する印象を教えてください。

「恐らく2012年の宮崎合宿で最初にお世話になったと思います。合宿中はシーガイアに宿泊していましたが、美味しい食事と温泉があり、トレーニングに専念できる環境だったことは、めちゃくちゃ良かったです。練習がオフの前日夜などは、街に出て、美味しいご飯屋さんに行きリフレッシュしたりと、楽しかったですね。」

 

―苦しいながらも。

「猛練習で基本は苦しいです…(笑)。99%は苦しいながらも、宮崎の人と食事に癒されていました(笑)。」

 


 

―2027年には国民スポーツ大会が宮崎県で開催されますが、この大会に向けて、現在様々なスポーツ競技で強化が図られています。昨年は、小中学生アスリートやその保護者を主に対象とした講演(2022年7月30日@宮崎市清武文化会館)を行っていただきましたが、今後も「スポーツランドみやざき」にご協力いただけますか?

「もうそれは、何でも言っていただければ、行きますよー‼」

 

―改めてお聞きしますが、廣瀬さんから見た宮崎の最大の魅力は何でしょうか?

「ほんまに人ですわ。地元の方皆んなめっちゃ優しいし、何かいいオーラが流れています。

タクシー乗ってもいろんな楽しいお話しをしてもらえるし、市役所や観光協会の皆さんも楽しい。宮崎に来るのが、ほんまに楽しみで仕方ないです。「宮崎にお帰りなさい」って言われるのも嬉しいです(笑)。」

 

―ありがとうございます!それでは最後にお伺いします。廣瀬さんは2月にカフェをオープンされたとのことですが、今後さらに考えていらっしゃる活動やプロジェクトなどあれば教えてください。

「食については、カフェもそうですし、この「ひらく米」など、もっともっと模索しながら、いろいろとやっていきたいです。

また、現役時代にキャプテンとかリーダーをやってきましたので、その知見を生かした体験型のワークショップも頑張ってやっていきたいです。

そして、今年は何といってもラグビーW杯がありますので、ラグビーを盛り上げるためにいろいろとやっていきたいと思っています。」

皆で地元のチキン南蛮弁当をいただきながらの昼休憩

田植えで汚れた体を近くの川で洗い落しました


 

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