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“スポーツランドみやざき”出身の輝くアスリート〜テゲバジャーロ宮崎〜

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テゲバジャーロ宮崎(J3) 副キャプテン西岡 大志 選手

今年の“スポーツランドみやざき”は、WBC日本代表チームを始めとするスポーツキャンプで盛り上がりをみせました。そのような中、“スポーツランドみやざき”はスポーツキャンプ受け入れ地としてだけではなく、地元のプロチームの活躍でも盛り上がりをみせています。 今回は、明治安田生命J3リーグに所属するテゲバジャーロ宮崎に注目。 テゲバジャーロ宮崎は2017年に九州リーグからJFLに昇格し、2018年のJFL昇格から異例のスピードで2021年に県民悲願のJリーグ入りを果たしました。その“おらがチーム”に所属する本市出身の西岡大志選手にお話を伺いました。

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■宮崎が生んだイケメン“ディフェンダー”を紐解く

ー自己紹介をお願いします。

「宮崎市佐土原町出身の西岡大志(にしおかたいし)です。

ポジションはディフェンス(DF)で背番号は「4」です。」

 

ーディフェンスとはどのようなポジションですか。

「自陣のゴールを守る主に守備を担当するポジションですが、時には攻撃の起点となってドリブルを仕掛けたり、チャンスの場面では相手ゴールの近くまで移動して攻撃参加することもあります。また、ディフェンスはゴール正面を守るセンターバック(CB)、ゴールのサイドを守るサイドバックSBの2つに分類され、私はセンターバックを担当しています。」

 

ープレー中はどのようなことを意識していますか。

「チームの勝利のためにというところから逆算して、どのようにプレーをすればチームに貢献できるのか考えています。また、自陣ゴールの目の前のポジションでチーム全体を見渡せるため、連携して組織的に守るために、周りの選手に対してポジショニング修正の声かけを積極的にしています。」

 

ーチーム内ではどのような存在ですか。

「チームの副キャプテンを任されており、現在年齢が28歳で年齢的にもチームをまとめなければならない存在だと思っています。また、副キャプテンだからという役職とは関係なく、チームの勝利のためにできることを、日頃の練習、試合前のアップ、試合中、常に意識して行動しています。」

 

■Jリーグで活躍するための礎は思春期からの武者修行

ー地元での学生生活はいかがでしたか。

「学生時代はサッカー中心の生活でした。地元宮崎で過ごしたのは中学生までで、高校・大学は福岡県で過ごしました。高校では16歳で親元を離れることで、相当な覚悟をもって決断しました。そこでは寮での生活でしたが、食事面であったりサッカーに集中するための環境作りであったり、自分で考えて行動しなければならない部分が多く、自立する力を養いました。自立できていたかは分からないですけど(笑)。」

 

「大学卒業後の進路を決めなければいけないタイミングでは、宮崎にはプロサッカーチームが無く、テゲバジャーロ宮崎も九州リーグでした。そのためJリーグチームのある県外に出るしかありませんでした。そして、FC琉球(沖縄県)から声をかけていただき、目標のプロサッカー選手になることができました。幼い頃からプロサッカー選手になることを夢見て練習を頑張ってきたので凄く嬉しかったです。そのチームでは、主力メンバーとしてJ3優勝とJ2昇格を経験することができ、その経験は現在の選手生活でも糧になっています。

その後は、愛媛FCに3年間所属し、今年からテゲバ戦士として「地元のために戦うぞ!」という気持ちがみなぎっています!!!」

 

■家族の存在は全ての原動力

ー地元のチームに移籍するにあたりご家族の反応はいかがでしたか。

「子育てのこともあるので、チームが変わる時には必ず家族に相談するようにしています。今回の宮崎への移籍もそうですが、妻は私の考えや気持ちを尊重してくれるので、どのチームに行くにしても快く後押ししてくれます。

また、実は妻の趣味がサーフィンなんですよ。私と交際する前からサーフィンをしており、宮崎には何度も波乗りしに来ていて、宮崎の環境を凄く気に入っていたので、テゲバに移籍する相談をした時は喜んでましたね(笑)。」

 

ー宮崎での子育てはいかがですか。

「子どもは2歳の男の子が1人いて、とても可愛いくて、育児は大好きで積極的に関わっています。そして、実はもうすぐ2人目が産まれる予定なんです。

宮崎に戻ってきてまだ2~3ヶ月ですが、公園が多くスーパーや病院も近くにあって、父親目線で地元を見ると、良い街だなと改めて感じますね。そして、何より宮崎の人たちは優しいから、県外出身の妻も安心して子育てできていると感じます。

試合や遠征で県外に出ていることもあるので、実家が近くにあると何かと心強いですね。」

 

■色んな愛情が溢れ出る

ー地元に関するエピソードはありますか。

「チームの中で“チキン南蛮”に対する愛情は誰にも負けません!!!

週に2~3回はチキン南蛮を食べています。もちろん家庭の食卓にも出てきます。

県外に住んでいた時にチキン南蛮を頼みましたが、から揚げにタルタルがかかっただけのものが出てきた時はビックリしました。あれはチキン南蛮ではありませんよ(笑)

やっぱり本場宮崎のチキン南蛮は美味しいですね。

 

ーチキン南蛮“愛”ですね。

「いや、宮崎“愛”です!!!」

 

ーチームとしてもそうですが、個人として宮崎をどう盛り上げていきたいですか。

「まずは、『テゲバジャーロ宮崎』というチームを宮崎県内の方々に一人でも多く知っていただき誇りに思っていただくことが一番だと思っています。そのためには、このチームの歴史を繋いでいただいた方々の思いや感謝の気持ちを忘れずに、チームスローガンでもある“真摯”にプレーすることだと思っています。そして、テゲバジャーロ宮崎、サッカーを通して、子ども達に夢や希望を与えられるように頑張りたいです。」

 

ー最後に宮崎県民へのメッセージをお願いします。

「テゲバジャーロ宮崎の今期の目標は“J3優勝”を掲げていますが、決して簡単な目標ではありません。シーズンを通してチームがなかなか勝てない時期があると思います。人生に置き換えたら、何かに失敗して挫折することと近くて、そこで諦めてしまう人もいると思います。そういう時にもチーム一丸となって戦い、多くの人に「諦めなければ夢は叶う」、「目標は達成できる」ということを、実際にスタジアムで一緒になって感じてもらいたい。そして、宮崎の多くの方々に夢・感動・希望を届けられるように頑張るので、みなさん、ユニリーバスタジアムで共に戦いましょう!」

 

テゲバジャーロ宮崎オフィシャルサイト 

 

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