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WORK
株式会社 増田工務店2023年度入社 同期社員クロストーク
\株式会社 増田工務店ってこんな企業! / ■1954年創業。宮崎県高鍋町のほか宮崎市、東京都に拠点を置く、総合建設会社 ■建築分野と土木分野を主力に、宮崎県内外で事業を展開 ■若手もベテランも関係ない!全社員がプロとして、ものづくりに向き合う 今回は、入社2年目の若手社員の皆さんに詳しく話を伺いました!
(写真左より)
管理部経理担当 倉本星良(くらもと せいら)さん
宮崎学園短期大学出身 経理業務を担当しながら、会社のSNS運用も行っている。
建築部建築1課 水町優来(みずまち ゆうき)さん
都城工業高等専門学校出身 ものづくりが好きな家族の影響で建築の道を志す。
建築部建築1課 石黒磨那都(いしぐろ まなつ)さん
宮崎県立宮崎工業高校出身 幼少期に住宅工事を見たことがきっかけで建築に興味を持つ。
土木部土木課 西本源(にしもと げん)さん
宮崎県立宮崎農業高校出身 高校の先輩に話を聞いたことがきっかけで増田工務店に入社。
土木部土木課 大山芳輝(おおやま よしき)さん
宮崎産業経営大学出身 父の影響で土木分野に興味を持ったことが入社のきっかけ。
株式会社 増田工務店はどのような会社ですか?
株式会社 増田工務店は、宮崎県高鍋町のほか、宮崎市、東京都に拠点を置く総合建設会社です。
マンション、住宅、公共施設などの建築分野と、道路や橋梁、造成工事(※1)、舗装工事(※2)といった官民発注の土木分野を主力とし、県内外で事業を展開しています。
(※1) 傾斜地や凸凹のある土地を平坦に整えたり、地盤が弱い場合は地盤改良を行ったり、土地の区画を整えたりして、土地を利用目的に応じて整備する工事。
(※2)道路などの地盤面にコンクリートやアスファルトを敷き固める工事。
ものづくりのプロとして。誇れる仕事を、責任を持って
入社のきっかけは何だったのでしょうか?
石黒さん:僕は住宅街に住んでいて、新築住宅の工事を目にする機会が多かったんです。新しい家が出来上がっていく様子を見て建築に興味が湧き、宮崎工業高校建築科に進学しました。
でも、高校に出ていた求人票の企業は、住宅施工を行っているところが少なくて。そんな中、増田工務店は土木だけでなく住宅実績も多かったので、それが入社の決め手になりました。
西本さん:僕は宮崎農業高校出身なのですが、増田工務店に入社された高校の先輩が多いんです。
先輩から直接、会社の雰囲気について聞けたこと、そして「人と地域社会に貢献する」という企業理念に惹かれて入社を決めました。
倉本さん:短大時代に、高校生や企業と一緒にSDGsについて考える授業があったのですが、そこで担当してくださった増田工務店の方がとても良い方だったんです。
こんな人がいるなら、きっと良い会社なんだろうなと思ったのが入社のきっかけです。
水町さん:父がものづくりが好きで、幼少期から、父と一緒にウッドデッキなどを作っていたんです。その影響で、中学生の頃に建築の道に進むことを決め、都城高専の建築学科に入学しました。
高専にも求人票はたくさん出ていましたが、そのほとんどが関東・関西の都市部の企業や海外企業の求人。私は、自分で建てた建物を父に見てもらいたくて、地元・宮崎の企業で働きたかったんですよね。県外や海外だと、気軽に「見に来て!」とは言えないですから。
それで、自分が納得できる就職先を探そうと、いろんな就職イベントに参加しました。でも、地方の建築業界ってまだまだ女性が少なくて。そんな中、増田工務店は、現場で仕事をしている女性社員も多かったんです。
「男性しかいない現場に飛び込むのは勇気が要る...」と感じていたので、そんなところもいいなと思って入社を決めました。
大山さん:僕も父の影響が大きいです。実は、父も増田工務店の土木部で仕事をしているんです。
父の仕事に興味を持ち出したのは、進路を考え始めた大学2年生の頃。なんとなく大学に入って経済を学んでいましたが、父の働く姿を見るうちに徐々に気持ちが固まって入社を決めました。
水町さんと石黒さんは建築部、大山さんと西本さんは土木部に所属し、施工管理の仕事をされていると伺いました。
施工管理とは、どのようなお仕事ですか?
水町さん:簡単にいうと現場を管理する仕事です。
具体的には、現場の工程を管理するための写真管理をはじめ、建築資材の準備、安全管理、業者間のスケジュール調整などを行います。
材料発注の交渉や原価管理も担当していて、完成が遅れないように現場全体を管理する業務の全てに関わります。
大山さん:土木部の施工管理も同じように、工事の現場が円滑に進めるために、さまざまな調整を行っています。
倉本さんは、管理部でどのような業務を担当されているのですか?
倉本さん:私は管理部に所属し、電話対応や、現場の請求書をまとめたり各会社にお支払いをする経理業務をおこなっています。
また、会社のSNS運用も担当し、会社の取り組みやインターンシップなどの採用情報を発信しています。
入社してみて「イメージと違った」と感じることはありますか?
大山さん:入社前は、「施工管理=作業者」のイメージが強かったですね。
でも実際は、作業者というよりもスケジュールや人を管理するマネジメント的な役割。例えば、現場で誰かがケガをしたり、工事完了が遅れると会社に大きな損害を与えてしまいます。そうならないように現場を管理するのが施工管理の仕事なので、責任の重い仕事だと感じています。
石黒さん:現場の状況に合わせて建築資材を準備したり、壁や床を仕上げる職人さんの手配を行ったりするのも、施工管理の仕事です。
僕も実際に入社するまでは、業務内容の細かいところまでは理解できていなかったので、そこに飛び込むのは勇気が必要でした。
実際に仕事をしてみることで気づく、業務の大変さや面白さがありますよね。
仕事を進める中で意識するようになったことはありますか?
西本さん:入社1年目に初めて担当した現場が、堤防を高くする工事だったんです。
現場に入ると、工事の進行状況を管理するために状況写真や完了写真を撮ったり、完成したものが図面の数字と合っているかを確認するために写真管理という業務を行います。
でも、工事期間が長期にわたると、現場の進め方が予想より早くなったりして、撮るべき場面で写真を撮れていないことがあって。
そういうことがあったので、事前に次の作業を把握したり、どういう写真をとるのかをメモしてから現場に入るようになりました。
倉本さん:私は、工事の情報を社内のデータに入力する仕事を担当しているのですが、入力金額が一個ずれていたり、データに少しでも間違いがあると大きなトラブルに繋がってしまうんです。
“数字入力”という単純作業なんですが、そこに会社の売上に関わる責任が乗っていて。仕事の意味を理解することで、ひとつひとつの業務に対する責任を感じるようになりました。
ひとつひとつが、現場の運営を支える大事な業務なんですね。
大山さん:僕の場合、建設分野の知識が全くない状態で入社し、そのまま初めての現場に配属されたので、最初は分からないことばかりだったんです。失敗が続くと自信を失って「逃げたい」と思うこともありました。
でも、ネットで調べたり上司に質問する中で、徐々に専門用語や現場のことが分かるようになってきていると感じます。
水町さん:現場では、建物の外側に足場を組んでシートをかけるので、建設中の建物はシートに覆われた四角い物体でしかないんです。
でも、その足場を解体して外壁が見えて、自分が建てた建物の形がしっかり見えた時に、「建物を建てたんだな」ってやりがいを感じます。
ちょうど今、新築建設の現場を担当しているのですが、建てている様子をお客様が見に来られるんです。それで「建ったね」と話しかけてくださったり、お客様が喜んでいる姿を近くで見ることができるのは、この仕事ならではのやりがいですね。
ものづくりの先に「人」がいるから、大変なことも乗り越えられるのですね。
「やりたいこと」と「求められること」
そのギャップが埋まったとき、仕事はもっと楽しくなる
これからの目標を教えてください!
大山さん:国から委託されるような、大きなプロジェクトに関わることが目標です。
父親が以前、高速道路の建設に関わったことがあり、その開通時に行われたテープカットの様子が忘れられなくて。そんな大きな仕事に携わることが、自分にとっての成長につながると思うので頑張りたいです。
石黒さん:新しい現場を担当するごとに、いろんなことを学び、できることが増えていると実感しています。
今担当している現場には、以前違う現場で一緒に仕事をした業者さんも参加されているのですが、お世話になった方に自分の成長を見てもらえることがとても嬉しいです。
もっと経験を重ねて、今後は木造住宅の建設に関わってみたいですね。
西山さん:まだ一人で協力会社との打ち合わせを行うのは難しいので、なるべく早く現場を把握することが目標。さまざまな業務を任せてもらえるようになりたいです!
倉本さん:一緒に働いている先輩が経理業務の経験が豊富で、手形を発行したり大きな金額を扱ったりできるんです。
私はまだ小さな金額しか扱えないのですが、経験を積んで、いずれ先輩と一緒にいろんな業務に関わってみたいと思っています。
水町さん:私は学生時代に図面を書く勉強していたのですが、自分が今まで勉強してきたことって業務にほとんど役に立っていなくて。
それを活かせる仕事だと思って就職したので、やはり業務内容とやりたいことのギャップはありますね。
今は、そのギャップが活かせる様に自分でも動いている段階。普段は現場に出ているので、なかなか施工図を書く時間はないのですが、将来的には施工図を書く立場になりたいんです。
図面を書くことが好きなので、誰が見ても分かりやすい施工図を書けるようになって、いろんな現場の施工図を任せてもらえるようになりたい。「施工図といえば水町」と社内で認めてもらえる存在になれたら嬉しいですね。
自分がやりたいことと、会社から求められることのギャップが埋まってきたら、仕事がより一層楽しくなるんじゃないかなと思って頑張っています。
仕事は辛いことばかりじゃない。周りを気にせず、やりたいことに挑戦して
最後に、宮崎の若者に向けてメッセージをお願いします!
石黒さん:将来について周囲に相談すると、「こっちの道はどう?」と別の選択肢を提案されることもあると思うんです。でも、自分で選んだ道なら、辛いことがあっても後悔しないし、乗り越えられるはず。
「こんなことを勉強したい」「これをやってみたい」という明確な目標があるなら、自分がやりたいことに挑戦して欲しいですね。
西本さん:好きなことが見つからない時は、これまで勉強してきたことを思い出したり、インターンシップ・アルバイトなど実際に働く現場を見学して、やりたいことを見つけていけば良いんじゃないかなと思います。
自分の得意分野について、友達に聞いてみたりするのも一つの方法だと思います!
大山さん:建設業界は”怖そう”というイメージがあるかもしれませんが、現場でいろんな世代の方と関わっていると、宮崎って本当に温かい人が多くて。
それに増田工務店は社内行事やイベントもあるので、楽しんで仕事をできる環境が整っているんですよね。
こんな会社もあるんだから、宮崎も捨てたもんじゃないなと感じますね。
倉本さん:会社で働き出すと、毎日同じ空間で同じ人と多くの時間を過ごすようになるので、どうしても人間関係の悩みも生まれると思うんです。でも、自分を理解してくれる先輩や同僚が同じ職場にいるだけで、仕事って楽しくなるんですよね。
大変なこともあるけど仕事って辛いことばかりじゃないよって伝えたいですね。
水町さん:女性だと、現場に出ることに対して、「きついんじゃないかな?」「大変じゃないかな?」と考える人も多いと思うんです。
確かに、働いてみると外での作業も多いし、重いものの運搬もある。日焼けなどの悩みもつきません。でも、女性だからこそ発揮できる強みもあると感じています。
もし建設業に挑戦したい気持ちがあるなら、「女性だから、建設の仕事には向かない」と諦めるんじゃなくて、自分ならではの強みが活かせるはずだって思って欲しい。働く環境もこれからもっと改善されていくはず。だから自分のやりたい選択肢を選んでほしいなと思います!